やぎさんといっしょに

なぜかペーターさんはアルムの山から田川の山へ来ています。
いやはや持つべきものは友ですなぁ。
諸々の繋がりでご招待頂いた田川の漆喰スペシャルツアーです。
かの田川産業さん直々にご案内頂き、一般人はまず立ち入れない石灰岩鉱山の露天掘り現場を見せて頂きました。

こんな所に来ています。更にてっぺんまで行きました。
露天掘りなのでいずれこの山頂も採掘されて無くなってしまうそうです。

頂上から、この重機は「ボクなんてもう使い物にならないんだ、フン、すねてやる」
って感じですが、実は後向いてコツコツと石を砕いてました。
爆薬(ダイナマイトではないらしい)で発破してある程度粉々になるらしいのですが、たまに大きなまま転がり出た石は彼によって粉々にされてしまうのです。

採掘最先端ですね、何気にダンプに石を積んでいるだけの光景ですが、このダンプ28トンダンプです。
普通道路を走ってる一番大きなダンプは10トンダンプです。
コイツらはその約3倍積めます。大きさも桁違いです、当然公道はサイズ的にも走れません。

向かいの山は旧三井現太平洋セメントさんのセメント原料用の山です。
今は採掘してないらしいです、下のほうで採掘しているのは麻生セメントさん?
この鉱山で採れる石灰岩は良質のものは漆喰などの原料に、質の良くないものはセメントの原料になるそうです。
こんな山のてっぺんに私たちは居ます。

このマシンは地面に穴を掘る穿孔機です。
まず地面にコイツで穴を10m掘り、その穴に爆薬を仕掛け「どーん」と一発、爆薬を仕掛けた地面一体を破壊するのです。

これが開けられた穴・・・・つーことは、この辺りもドーンと?
ええ、立っている足元ももうすぐ爆破されるらしいです。
ちなみに本日の発破時間が迫っていてアセアセで見学してました。
発破の時には全員退避だそうです、でも岩石が飛び散ることはないそうな。

この鉱山で一番デカイホイールローダーです。ブリジストンの2メートルφ位のタイヤはいてました。
タイヤ1本250万、4本で1000万だそうです。
キャビンは地上4m近くです。運転席からだと下に普通車が居ても見えないそうです。
ええ、昔それでこんなホイルローダーにレガオ君は踏んづけられた事があります。

このカラーコーンの向こう側が前回発破されたんですね、で今一生懸命石を採ってます。
多分本日はこの奥あたりが発破されるのではないでしょうか?

なかなか貴重な体験でした。
大分津久見の石灰岩鉱山はもっと大規模です。