2009年11月02日

北の大地から

北の大地から
えー北海道へ行っておりました。
地元商工団体の若手グループの研修旅行です。
いろいろ見たり聞いたりしてきました。

予め道内の知り合いに「気候」についてリサーチしていました。
それちょっとオーバーなんじゃない?と言うほどの装備を要求され・・・それが正解でした。
幸い私らは「雪」には見舞われませんでしたが、旭川に行けば初雪でしたから。
でも「しんけん寒い」ヒトケタ気温と寒風でした。

北の大地から
初日は午後から夕方までフリー、大通り公園端っこの「札幌市資料館」と「道庁旧本庁舎」へ。
ここにある観光案内所で明日の予定を整えようかと・・・
本当はレンタカーで洞爺湖に行きたかったのですが、リサーチの際に「週末は初雪予報だから中山峠越は積雪の可能性大で危険」と言われてました。

北の大地から
旧道庁の建物に取り付けてある★マーク、今回の旅行の一つのテーマでした。
北海道と言えば★なのです。
ちょもりんは☆コッチね。

初日の夕食は札幌ビール園でジンギスカン
まぁ大分日田のサッポロ工場でも頂けるのですが、こちらも本家ですからお勧めです。

翌日は大半のメンバーが寒風吹きすさみ、翌週あたりから雪でコース閉鎖というゴルフ場に向かいました。私はゴルフやらないので観光組へ。
昨夜ジンギスカンを頂いたサッポロビール園隣にある大型SCへお買い物です。
なぜ北海道でSC?
それは御土産の海産物等は、普通に道民さんが求めている物と土産物屋の物でほとんど変わりはありません、でも値段は違うからです。
大型スーパーでは宅配手配もしてくれます、冷凍限定ですが所詮海産物の半分は冷凍ですからね。
この大型スーパーの魚屋さんでいろいろと買い求めて送りました、お歳暮シーズンで送料無料
そもそも札幌市内だと一定額以上の買い物で無料配達だそうな・・・・

札幌の今の旬
鵡川のシシャモ(北海道でしか獲れないホンモノのシシャモ)
※広くスーパーで売られているシシャモは正しくはカラフトシシャモであり、このシシャモとは味も違うし魚としても別種
定番のホッケ、真ホッケではなく縞ホッケの方を求めました。脂が乗っていて美味しい季節です。
定番のシャケ、ナマが出回り筋子も沢山です。当然鮮度の良いイクラも・・・季節ほぼ終わりです。
ジャガイモ、まぁ収穫期ですから当然ちゃ当然、っても季節ほぼ終わりですね。

北の大地から
その大型スーパーの隣にサッポロビール園があります。
その奥には只今日本シリーズを戦っている日本ハムファイターズの室内練習場も。
ちなみに只今サッポロは日本シリーズで盛り上がっています。

サッポロビールのトレードマークと言えば☆、そしてビール園の建物にも☆マーク
この☆マークは北海道開拓のシンボルなのです。
天高く輝く北極星をモチーフとした五稜星、北海道開拓史が公用船で用いていた五稜星の旗がシンボルとして定着、その後正式に開拓史旗に採用され様々なところで使用されるようになったそうです。
なので北海道では★マークをテーマに観光しても様々な発見が見られ面白いです。

翌日の観光一発目は二条市場、まぁ観光市場なのでお値段も観光地価格、大して面白いものがある訳でもなく上辺を眺めて退散。
昨夜のビール園隣のSCへ向かったのでした。
買い物してビール園の工場見学コース無料へ
北の大地から
工場内でグラス200円おつまみ付のビールを午前中から頂きつつ物思い。

サラリーマン時代は三井グループ系のとある企業に勤めてました。
なので仕事で扱うビールはサッポロビールが筆頭です。
当然お客さんからの要望があればアサヒもキリンもサントリーも出るのですが、三井系なだけに三井グループ企業の利用も多く、何も言われなければサッポロが出てくる訳です。
なにゆえ三井はサッポロビールか?
「男は黙ってサッポロビール」の都市伝説か?
この宴会ビール銘柄における企業分類ってのも面白いのですが、仕事ですから当然勉強しなくてはならない訳で・・・
つまりキリン系企業の宴席にサッポロを並べると二度と使ってもらえない訳ですよ。
そんなこたぁ営業も確認しないといけないし、そもそも相手に尋ねる事自体が失礼な話でもあり、こちらで調べた上で「ビールの銘柄はこれこれで、ウイスキーはコレコレですが問題ないですね?」位の打ち合わせが出来ないと一人前では無いわけです。上司であればそのチェックもしなきゃなりませんし、その会社がどこの企業系列なのかも社名で出てくるようでなくてはなりません。
まぁそういう仕事がらみで必然とウンチクが蓄積されて来る訳で・・・

で船橋の某大型SCに隣接するホテルの庭に「喜翁閣」と呼ばれる歴史的建造物がひっそりと佇んでいます。
この建物、大倉財閥の創始者である大倉喜八郎氏が83歳で子供を授かったことに喜んで東京の向島に別邸として1910年に建立した御殿、その後解体移築されて船橋の地にあるのです。
大倉喜八郎と言えば帝国ホテルの創始者(息子の大倉喜七郎はホテルオークラの創始者)としても有名ですが、北海道開拓史が開拓使麦酒醸造所として産声を上げさせたビール会社を払い下げそれを買ったのも大倉喜八郎氏なのです。札幌麦酒。
その後このビール会社は東京恵比寿にあった三井物産系の日本麦酒醸造などと大日本麦酒株式会社へと変遷して現在のサッポロビールに至る訳です。
これで大倉財閥系と三井財閥系が絡む訳ですね。
サッポロビールは三井グループ系企業で形成されている「月曜会」メンバーでもある事から、三井系企業はサッポロを贔屓にする訳でした。
居酒屋ごときで「お宅はどこのビール置いてるの?サントリー?じゃいいわ」なんて偏見に満ちた人も実際に沢山居たんです、つーかまだ居ると思います。
社としてのオフィシャル行事では拘りが必要な系列ビールですが、プライベートにまでそんなものを持ち込むような人はロクナモンじゃないですね。まぁそういう見方があります。

財閥系企業で仕事をするに当っては、企業系列とか歴史の勉強は不可欠なのです。
また財閥系企業を相手に仕事するに当っても勉強しておいた方が何かと得策です。
現に今や大倉喜八郎が創設した帝国ホテルの筆頭株主は2007年より三井不動産なのです。
だからどうしたって言われても・・・



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Posted by ペーター at 12:02│Comments(4)アラカルト
この記事へのコメント
お帰りなさい。大蔵と三井はこんな絡みがあったんですね。タメになりました。ワタシのポン友はホテルオーク○におりますが大変だとこぼしてました。
Posted by MILKHALLMILKHALL at 2009年11月02日 12:32
以前、大分でキリンカップの試合があったとき、大分側が当初用意した日本代表(当時はトルシエジャパン)のホテルが、キリンのビ-ルを出さないという理由で急遽ホテルを変更したという話がありましたね。

うそ-、と笑って聞いてましたが、あながちウソでもないんだw
Posted by ちちぞうちちぞう at 2009年11月02日 16:53
いいなー デッカイドーに行ったんやー 美味しいもんたくさんありそうやものねー。
ところで小林可夢偉って凄いね、何者ですかい?
Posted by つねつね at 2009年11月02日 18:39
MILKマスター
どこも高級路線は大変です、特に北米外資系が不況だし地元資本がバンバン進出してるし・・

ちちぞうさん
ホテル側は顧客のリクエストに合わせるだけでいいのに・・・何勘違いしてるんでしょうね。
その時だけでもスポットでキリン手配すりゃいいだけなのに・・・
でもビジネスの世界ではそれ位スポンサーとか関係企業に配慮する必要があるのは確かです。
なので「マトモなホテル」ってのはどのメーカーのビールも用意しているものです。

つねさん
まぁ全額自腹だったら行ってませんけどね。
しがらみが無くて日本に住まなくちゃならないのなら北海道選ぶかもです。
小林可夢偉はトヨタが英才教育して育て上げたドライバーです。
佐藤琢磨はホンダの養成プログラムからイギリスF3チャンプを経てF1デビュー、F1で3位表彰台まで行きました。
カムイはトヨタの養成プログラムからフォーミュラルノーのユーロとイタリアのダブルタイトルを獲っています。
2008GP2のアジアチャンプも獲ってトヨタの秘蔵っ子(中島より本命)として大事にテストドライバーとしてデビュー待ちだったんですよ。
これでトヨタはF1参戦を続ける口実も出来、日本チームと日本人ドライバーによるF1優勝の悲願に最も近い位置にあると言えるでしょう。
中島一貴もトヨタサポートのドライバーですが、来年はどうなんでしょうねぇ?
Posted by ペーター at 2009年11月02日 19:18
 
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