2009年01月19日

Innisfail

いよいよケアンズを出発、広大なオーストラリア大陸を突っ走る事になった。
Innisfail
これが相棒のバイク、スズキGSX750Eだ。
日本でも同じバイクは走っているが、コイツはツアラー仕様でオリジナルの風防が付けられている。
これで風をシールドしてくれるのとモロに受けるのでは、疲労に歴然とした差が出るのだ。
ちょっと不恰好だけど背に腹は代えられないのだ。
ちなみにコイツの兄弟にはあの名車GSX750S-KATANAがある。
エンジンもほぼ同じ空冷四気筒750ccでホィールも同じくフロントは18インチ、リア16インチだ。
Innisfail
リアサイドにはパニアケースが装着されており、更にオーストラリアでは当たり前のように付けられている大型キャリアが付いている。
これも不恰好ではあるが実用性はピカ一なのだ。旅の荷物を載せてロングツーリングする訳だから格好よりも実用性。そして現地のパイクはレプリカでもオフ車でも大抵このキャリアが装着されている。

昼前に60`sを出発
ケアンズの街は小さいから30分も走れば周りはサトウキビ畑一色となる。
今日のルートは
Innisfail
たったこれだけ。
Innisfailという街の川岸にあるキャラバンパーク(キャンプ場、通称キャラパー)にテントを張って記念すべき初日のキャンプを張った。

Innisfail
オーストラリアは車社会、でも広大すぎて交通量はお世辞にも多いとは言えない。
だから交差点はターンアバウトというロータリー式になっているところが多い。
最初は戸惑うけれど、慣れれば便利なターンアバウト、ロータリー内は常に右回り、右折したい場合には左からロータリーをぐるっと廻って脱出するのだ。
そしてもう1つ注意しなくてはならないのは「ハンプ」(hump)、これは道路にカマボコ状の凸が設けてあり、手前から警告標識が出ている。強制的にスピードダウンさせる手段だ、ロータリーの手前や街の入り口、街中のあちこちに設けてあって、スピードを落さずに突っ込むと「ボヨヨン」と跳ね上げられてビックリする訳。
日本では狭い道や住宅地を猛スピードで走る車で議論が絶えないが、このハンプを設ければ「スピードを出したくても出せなくなる」ので実に効果的、でも不思議と国土交通省も公安もこれを導入しようとしない。一部の別荘地や住宅地の自治道路にのみ設置されているだけである。
悲しい交通事故を本気で防ぎたいのなら、このハンプは積極的に導入すべきだといつも思う。

Innisfailのキャラパーには比較的早い時間に着いた、着いたと書いているが実際のところはたまたま通りかかった場所にキャラパーがあったので立ち寄っただけなのだ。翌日にはミッションビーチで一泊しようと考えていたし、ミッションビーチ手前の街らしい街だったから。
オーストラリアは治安の良い国、でも銃器は普通に手に出来る国だから野宿(ブッシュキャンプ)は大変危険なのです。ブッシュキャンプできそうな場所は幾らでもあるのですが、付近数十キロいや数百キロ圏内にポリスが居ないというのも当たり前ですからね。自己防衛の為にもブッシュキャンプは避けてキャラパーに泊まる方が身の為なんですね。
まぁテントだと一泊15A$(JPY1000円位)とかですからね。これでお湯のシャワーと清潔なトイレと安全が約束されるわけです。
日本から持っていったドームテントを張り、ガソリンストーブでインスタントラーメンを作って夕食。
食糧は持ち込んだレトルト食品とインスタント類がメイン、オースラリアにはボンカレーの類のレトルト食品は無く、インスタントはキャンプベルの缶詰シリーズ位しかありません。
でもインスタントラーメンは現地メーカーのものも売られています、しかーし、向うのインスタントラーメンは、麺を茹でると茹で汁を捨て、粉末スープを絡めてインスタントヤキソバの様にして食べるらしく、様々なフレーバー(ビーフ・チキン・シュリンプ・トムヤムetc)がありますが日本式で食べるのならチキンが最もマシです。それでもちょっと味は酷いので、手に入る調味料で味付けしていました。
荷物を少なくするためにランタンはバッテリータイプの小さい奴、なのでテントの中で食事して、ぬるいビールを飲んでさっさと寝るのでした。

翌朝、目が覚めてテントの外に出てビビリました。
外は真っ白で地球じゃないみたいな光景が広がっていたからです。
Innisfail
夜明けの光が辺り一面を真っ白に多い、川に反射した光と川に写った風景とでそれはそれはこの世のものではないような光景を目の当たりに、それがInnisfailの強烈なインパクトとして脳裏に焼き付いています。
Innisfail
広大なスケールで波1つ無い川面に映る景色・・・

Innisfail
朝食を食べコーヒーを飲んでから出発
Innisfailの街中へ、立派な教会がそびえていました。
小さな街なので高層建築など当然ありません。
なので空が広くてとても青い。
Innisfail
この広い川から海に出て漁をするのでしょうね。
フネは沢山ありました。
他には特に何も無かったので南下してミッションビーチを目指しました。




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Posted by ペーター at 21:15│Comments(2)旅日記
この記事へのコメント
外国の写真は、写真でも日本とは規模が違うなぁ~と思わせられますね!!外国に旅行いきたいなぁ~~~~休みがない(;。;)
Posted by さっこさっこ at 2009年01月19日 21:52
さっこちゃん
新婚旅行はいずこへ?
この時は会社辞めて行ったんだよー
Posted by ペーター at 2009年01月19日 23:17
 
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