2008年11月04日
F1最終戦ブラジルグランプリ
えートリニータのプログネタでF1が上がったので乗っかります。
眠い目をこすりこすり・・・みこ・・・オイ、観戦しておりました。
スタート直前のスコールでは波乱を期待したのですが残念でした。
その後終盤にもう一波乱のところでウトウトから冷めました。
まぁあの通りです。
しかし
ワタシは腑に落ちない・・・
F1とて所詮ドライバーは生身の人間です。
昔はブッチギリだった故アイルトン・セナがワールドチャンピオンを決めていた後のレースで、セカンドドライバーのゲルハルト・ベルガー(現トロロッソチームオーナー)にチェッカー前で大きくスローダウンして勝利を譲ったり、チームオーダーを出して順位を入替えたりすることがありました。シューマッハもバリチェロによく譲ってましたね。
今のルールではチームオーダーは禁止されています。
しかし先の中国グランプリで2位走行中のフェラーリ、キミ・ライコネンがチームメイトでワールドチャンピオンの可能性を残せるフェリペ・マッサを先行させたのは「暗黙の了解」以外の何者でもありません。
わざと先行させたとしても、無線など証拠が無ければ「マシンがトラブッてた」だの「タイヤが・・」など幾らでも言い訳はできます。
そしてキミはチャンピオンが不可能となった時点で「誰が勝とうが関係無い」とコメントしながら、更に来期フェラーリ残留も決まっていた(引退説があった)し「マッサ支持」を表明していたとかも・・・
いずれにしてもシーズン終盤になって「マッサ支持」「ハミルトン支持」とドライバー間にも勢力があったのは確かだし、そもそも人間なので好き嫌い仲良し悪しもある。アロンソもマッサ支持でした。
ストーブリーグ(移籍話)の為に相手チームにさり気なくレースでアピールする事も平然と行なわれます。
例えば周回遅れになる時には「譲らなくてはならない」のですが、これも「簡単に譲る」のと「意地悪してナカナカ譲らない」なんてのがあって、仲良しドライバーだと前者ですが、嫌いな奴で更にそいつが追われていたりすると後者だったり・・・
昔はなかなか譲らなくてトップはみるみる後続に追いつかれた、なんてことも良くありました。今はあまり露骨にやるとペナルティ食らいますが・・。いずれにしても匙加減はできる訳です。
今回の最後にドラマをアシストしたのはトヨタのセカンドドライバー26歳ティモ・グロック ドイツ人
彼は終盤の雨でもドライタイヤのギャンブルで上位躍進を狙ったのですが結果して最後の最後にベッテルとハミルトンにかわされて6位でした。
最終戦までのドライバーズポイントでグロックは22ポイントで10位、9位チームメイトのトゥルーリとは8ポイント差なので4位になろうと6位だろうと自身のランキングには関係ありません。
そしてレースでトゥルーリは後ろ8位走行だったので「6位でもトゥルーリよりは上位フィニッシュ」でもあります。グロックは3位表彰台ならともかく、4位以下ならチームメイトのトゥルーリに食われなければ・・・
そしてグロックは来年もトヨタのシートを手にしていますが2010年は未定です。
ウィリアムズの日本人ドライバー中島一貴がトヨタの秘蔵っ子でトヨタのバックアップでウィリアムズのシートを手にしている事は周知の事実、そしていずれ一貴はトヨタのドライバーに昇格すると言われています。そうなると追い出されるのはベテラントゥルーリではなくグロック、なれば彼は2010年のシートを探さなくてはなりません。
マクラーレンはドイツのメルセデスと組んでいます。そしてセカンドドライバーのヘイッキ・コバライネンは26歳フィンランド人。マクラーレンはミカ・ハッキネン、キミ・ライコネン、ヘイッキ・コバライネンとフライングフィンを好きなチームですがヘイッキに関してはいろいろな話も囁かれており結果如何では放出の可能性も・・・
グロックはハミルトンのポジションや状況は分かっていたんだと思うし、マクラーレンというチームに対して恩を売っておいても損はない、もしそこまで考えてのスローダウンだったとすれば・・・
雨を言い訳にも出来るし誰にも怪しまれない・・・
そもそもグロックはマッサかフェラーリが嫌いなのかも?
そしてブラジルの決勝でもライコネンはマッサの防波堤となってハミルトンを抑えにかかっていたのはレースを見ていれば明白ですね。彼はそんな姿勢も嫌だったのかもしれない・・・
グロックは表彰台も経験したし来年はシーズンが始まれば移籍も視野にいれて活動しなければ・・いや、既に今夏もうマクラーレンのドアを叩いていたのかもしれない・・・
というのも最終コーナーでかわされるシーン、グロックはブロックラインを走っていなかった
いやラインなんてとても走れなかった?
真実は本人達の胸の中
ちなみにF1の世界ではお金の話(年俸)はタブーで、ストーブリーグはモナコGP(5月)あたりからでF1のストーブリーグは場所にちなんでプールサイドリーグとかビーチサイドリーグとか呼ばれたりします。
いずれにしても1ポイント差でチャンピオンを逃したマッサ
ここで地団駄踏むくらいならもっと初めの頃にふて腐れずに真面目に走って確実に1ポイントでも2ポイントでも取っておけば良かっただけの事。ハミルトンはフェラーリが勝っている時にそれやっていた訳だから。しかも中国のポイントはオマケだし・・
そしてフェラーリはまさかこんなドラマがあると分かっていたら、どーしてもマッサにタイトルを取らせたかったのならライコネンをさっさとハミルトンと接触させてリタイヤさせておけば良かったのだ。
ボクは90年の日本グランプリ(鈴木アグリが3位表彰台、マクラーレンのセナとプロストが1コーナーでクラッシュしてセナがタイトルを決めた)を鈴鹿で見てたのですが、あの時は89年の布石(やはりタイトルを争ってシケインで接触プロストがタイトル)もあってセナは執念のタイトルゲットだった訳です。
今年ライコネンがハミルトンを道連れにしなかったのはライコネンはフェラーリのコンストラクターズタイトルを重視していて、マッサのドライバーズタイトルには固執してなかった・・・
そんな風に伺えるコメントをライコネンはレース後のインタビューで出していますね。
そもそもフェラーリはあの手この手でチャンピオンを数レース前から取りに行ってた訳で・・・
でハミルトンは批判されて散々だったりイジメみたいになってたり・・・
さて浪人中の佐藤琢磨、来期はホンダかトロロッソか?
バリチェロも流石に引退だろー?
そしてスーパーアグリチームの売却はどうなったんや?
眠い目をこすりこすり・・・みこ・・・オイ、観戦しておりました。
スタート直前のスコールでは波乱を期待したのですが残念でした。
その後終盤にもう一波乱のところでウトウトから冷めました。
まぁあの通りです。
しかし
ワタシは腑に落ちない・・・
F1とて所詮ドライバーは生身の人間です。
昔はブッチギリだった故アイルトン・セナがワールドチャンピオンを決めていた後のレースで、セカンドドライバーのゲルハルト・ベルガー(現トロロッソチームオーナー)にチェッカー前で大きくスローダウンして勝利を譲ったり、チームオーダーを出して順位を入替えたりすることがありました。シューマッハもバリチェロによく譲ってましたね。
今のルールではチームオーダーは禁止されています。
しかし先の中国グランプリで2位走行中のフェラーリ、キミ・ライコネンがチームメイトでワールドチャンピオンの可能性を残せるフェリペ・マッサを先行させたのは「暗黙の了解」以外の何者でもありません。
わざと先行させたとしても、無線など証拠が無ければ「マシンがトラブッてた」だの「タイヤが・・」など幾らでも言い訳はできます。
そしてキミはチャンピオンが不可能となった時点で「誰が勝とうが関係無い」とコメントしながら、更に来期フェラーリ残留も決まっていた(引退説があった)し「マッサ支持」を表明していたとかも・・・
いずれにしてもシーズン終盤になって「マッサ支持」「ハミルトン支持」とドライバー間にも勢力があったのは確かだし、そもそも人間なので好き嫌い仲良し悪しもある。アロンソもマッサ支持でした。
ストーブリーグ(移籍話)の為に相手チームにさり気なくレースでアピールする事も平然と行なわれます。
例えば周回遅れになる時には「譲らなくてはならない」のですが、これも「簡単に譲る」のと「意地悪してナカナカ譲らない」なんてのがあって、仲良しドライバーだと前者ですが、嫌いな奴で更にそいつが追われていたりすると後者だったり・・・
昔はなかなか譲らなくてトップはみるみる後続に追いつかれた、なんてことも良くありました。今はあまり露骨にやるとペナルティ食らいますが・・。いずれにしても匙加減はできる訳です。
今回の最後にドラマをアシストしたのはトヨタのセカンドドライバー26歳ティモ・グロック ドイツ人
彼は終盤の雨でもドライタイヤのギャンブルで上位躍進を狙ったのですが結果して最後の最後にベッテルとハミルトンにかわされて6位でした。
最終戦までのドライバーズポイントでグロックは22ポイントで10位、9位チームメイトのトゥルーリとは8ポイント差なので4位になろうと6位だろうと自身のランキングには関係ありません。
そしてレースでトゥルーリは後ろ8位走行だったので「6位でもトゥルーリよりは上位フィニッシュ」でもあります。グロックは3位表彰台ならともかく、4位以下ならチームメイトのトゥルーリに食われなければ・・・
そしてグロックは来年もトヨタのシートを手にしていますが2010年は未定です。
ウィリアムズの日本人ドライバー中島一貴がトヨタの秘蔵っ子でトヨタのバックアップでウィリアムズのシートを手にしている事は周知の事実、そしていずれ一貴はトヨタのドライバーに昇格すると言われています。そうなると追い出されるのはベテラントゥルーリではなくグロック、なれば彼は2010年のシートを探さなくてはなりません。
マクラーレンはドイツのメルセデスと組んでいます。そしてセカンドドライバーのヘイッキ・コバライネンは26歳フィンランド人。マクラーレンはミカ・ハッキネン、キミ・ライコネン、ヘイッキ・コバライネンとフライングフィンを好きなチームですがヘイッキに関してはいろいろな話も囁かれており結果如何では放出の可能性も・・・
グロックはハミルトンのポジションや状況は分かっていたんだと思うし、マクラーレンというチームに対して恩を売っておいても損はない、もしそこまで考えてのスローダウンだったとすれば・・・
雨を言い訳にも出来るし誰にも怪しまれない・・・
そもそもグロックはマッサかフェラーリが嫌いなのかも?
そしてブラジルの決勝でもライコネンはマッサの防波堤となってハミルトンを抑えにかかっていたのはレースを見ていれば明白ですね。彼はそんな姿勢も嫌だったのかもしれない・・・
グロックは表彰台も経験したし来年はシーズンが始まれば移籍も視野にいれて活動しなければ・・いや、既に今夏もうマクラーレンのドアを叩いていたのかもしれない・・・
というのも最終コーナーでかわされるシーン、グロックはブロックラインを走っていなかった
いやラインなんてとても走れなかった?
真実は本人達の胸の中
ちなみにF1の世界ではお金の話(年俸)はタブーで、ストーブリーグはモナコGP(5月)あたりからでF1のストーブリーグは場所にちなんでプールサイドリーグとかビーチサイドリーグとか呼ばれたりします。
いずれにしても1ポイント差でチャンピオンを逃したマッサ
ここで地団駄踏むくらいならもっと初めの頃にふて腐れずに真面目に走って確実に1ポイントでも2ポイントでも取っておけば良かっただけの事。ハミルトンはフェラーリが勝っている時にそれやっていた訳だから。しかも中国のポイントはオマケだし・・
そしてフェラーリはまさかこんなドラマがあると分かっていたら、どーしてもマッサにタイトルを取らせたかったのならライコネンをさっさとハミルトンと接触させてリタイヤさせておけば良かったのだ。
ボクは90年の日本グランプリ(鈴木アグリが3位表彰台、マクラーレンのセナとプロストが1コーナーでクラッシュしてセナがタイトルを決めた)を鈴鹿で見てたのですが、あの時は89年の布石(やはりタイトルを争ってシケインで接触プロストがタイトル)もあってセナは執念のタイトルゲットだった訳です。
今年ライコネンがハミルトンを道連れにしなかったのはライコネンはフェラーリのコンストラクターズタイトルを重視していて、マッサのドライバーズタイトルには固執してなかった・・・
そんな風に伺えるコメントをライコネンはレース後のインタビューで出していますね。
そもそもフェラーリはあの手この手でチャンピオンを数レース前から取りに行ってた訳で・・・
でハミルトンは批判されて散々だったりイジメみたいになってたり・・・
さて浪人中の佐藤琢磨、来期はホンダかトロロッソか?
バリチェロも流石に引退だろー?
そしてスーパーアグリチームの売却はどうなったんや?
Posted by ペーター at 02:33│Comments(3)
│クルマノコト
この記事へのコメント
はじめまして、私も実は鈴鹿には毎回行ってました。
あのころ、プロストのファンでした(笑)なつかしい。
琢磨には、ホント早く帰ってきて欲しいです。
彼は速いと信じてる一人です。
あのころ、プロストのファンでした(笑)なつかしい。
琢磨には、ホント早く帰ってきて欲しいです。
彼は速いと信じてる一人です。
Posted by 大分トリニータ★やったぞ!
at 2008年11月04日 03:17

最近のF1いろんな規制が
増えているんですね
チームオーダー いいじゃない
って思いますけど
フェラーリはピットの練習を
しらしんけんやったほうがいいと
思います
来年はエンジン統一?
増えているんですね
チームオーダー いいじゃない
って思いますけど
フェラーリはピットの練習を
しらしんけんやったほうがいいと
思います
来年はエンジン統一?
Posted by ちょもり☆
at 2008年11月04日 07:16

大分トリニータ★さん
プロストもリジェ買収してチームオーナーだったのに・・・残念ですね。
琢磨、一貴らのレベルは十分通用すると思います。あとは一発の速さですね。
ホンダはバトンにえーかげん見切りつけにゃー
ニックもだけど・・・
ちょもりさん
フェラーリのボスは今ホンダに来ています。
あのチームはロス・ブラウンとシューマッハのコンビでこそあの強さだった訳で、ヒトが代わればチームも変わりますね。
ビットサインのロリポップ(ピットインしている時にドライバーの前に出している看板)をやっと復活させましたが、それまでのミニ信号機でどんだけ失態したことか・・・
昔のフェラーリに戻りつつあるような・・
ワンメイクエンジンはGP2だけで十分です。
つーかエンジンワンメイクじゃワークスは撤退して別シリーズやるでしょうね。
プロストもリジェ買収してチームオーナーだったのに・・・残念ですね。
琢磨、一貴らのレベルは十分通用すると思います。あとは一発の速さですね。
ホンダはバトンにえーかげん見切りつけにゃー
ニックもだけど・・・
ちょもりさん
フェラーリのボスは今ホンダに来ています。
あのチームはロス・ブラウンとシューマッハのコンビでこそあの強さだった訳で、ヒトが代わればチームも変わりますね。
ビットサインのロリポップ(ピットインしている時にドライバーの前に出している看板)をやっと復活させましたが、それまでのミニ信号機でどんだけ失態したことか・・・
昔のフェラーリに戻りつつあるような・・
ワンメイクエンジンはGP2だけで十分です。
つーかエンジンワンメイクじゃワークスは撤退して別シリーズやるでしょうね。
Posted by ぺた at 2008年11月04日 23:11