2008年08月27日

混合燃料レシピ

草刈で精を出しているケンジさんに触発されて?
田舎暮らしの必需品「混合燃料」のレシピなんざ書いてみましょう。
私が公私に関わらず大量に消費する混合燃料、主な補給先は「草刈機」そして「チェンソー」です。
草刈機は3台、チェンソーは2台あります。それぞれ排気量違いで排気量のデカイ奴はハイパワーだけど重たい・・・
他にもエンジン発電機やエンジンポンプ(揚水)など所有しているのでガソリンは何かと必要です。
コイツラがあるお陰で我が家は停電しても水が止まっても何とかやっていけます。
まぁそれはさておき。

草刈機などの小型2ストロークエンジンでは、エンジンの潤滑に必要なオイルは燃料と一緒に補給します。クルマなど4ストロークエンジンではオイルと燃料は別々です。
オイルと燃料のガソリンを一緒に補給する、そう混ぜ合わせた混合燃料という奴です。こいつを燃料タンクに入れて動かします。もしガソリンだけを燃料タンクに入れてエンジンを廻せば、ものの数分でエンジン内のピストンがシリンダーに焼きついてしまいエンジンが壊れてしまいます。

オイルとガソリンを混ぜるってもその比率は?
草刈機やチェンソーの混合比はほとんどが25vs1になっています。オイル40ccに対してガソリン1リットルの割合です。
しかし私はちょっといいオイルを使って50vs1の混合燃料を使っています。2ストエンジンはその構造上排気ガスに含まれる未燃焼ガスの比率が4ストエンジンより高く、ガソリンに混ぜられたオイルも不完全燃焼のままマフラーに出てくるのでやがてマフラーがオイルでベットリになってしまうからです。
そうなるとマフラーを外してバーナーでオイルを焼くという作業が必要になります。
そんな面倒な事も嫌だし、そもそもオイルでベットリのマフラーも嫌だし、エンジンは大切に使いたいのでオイルは良い者を使いたい、良いオイルとは50vs1の比率でも十分に潤滑できる性能を持っている奴ってことでもあるのです。

混合燃料レシピ
材料はガソリン、オイル、そしてミキシングタンクです。
ガソリンは臭いしすぐに発火するので咥え煙草などもっての他です。近くに火があるような場所でも取り扱うことは避けましょう。
混合燃料レシピ
コレが私の愛用しているスゥーデンはハスクバーナ社のオイルです。1Lボトルで1300円前後です。
庄内のオアシスとか豊後高田の二宮ストアだのマニアックな店で調達しています。
ちゃんとボトルにも50:1の混合比が書かれていますね。
ハスクバーナは世界的なチェンソーやバイクメーカーです。その高回転なエンジン性能に十分見合うオイルがコレという訳です。
他にもチェンソーメーカーブランドの50:1用オイルはあります。
このハスクのオイルボトルはオイルゲージ付なのでミキシングボトルが無くても簡単に50vs1の混合燃料が作れるようになっています。
混合燃料レシピ
まずゲージのフタをあけて容器を押しつぶします。するとボトル内のオイルがゲージ内に入ってきますからメモリまでオイルを満たします。
混合燃料レシピ
ゲージのオイルをミキシングボトルに移します。
ミキシングボトルが無くてもこの分量は5リッター分なので5リッタータンクにこれだけを入れればokという訳です。
混合燃料レシピ
オイルボトルはその構造上逆さまにしてもゲージタンクの分しか出ないのでキッチリとタンクに移します。
混合燃料レシピ
ミキシングボトルにはオイルのメモリが各混合比ごとに刻まれていて、このタンクでは25vs1、40vs1、50vs1のメモリがあります。つまり予めオイル量を計らなくても、このタンクのメモリまでオイルを入れれば希望の混合比で作れる訳です。
混合燃料レシピ
タンクにオイルを入れたら同じ場所から今度はガソリンを入れます。ガソリンにオイルを溶かし込まないといけないのでオイルを先に入れてからガソリンを入れます。
混合燃料レシピ
タンクのメモリで5Lまでガソリンを入れれば50vs1の混合燃料の出来上がりです。
これを保管容器に移し替えて終了です。

ガソリンは生もの?なので一定時間経つと腐ってしまいます。まぁ腐っても燃えるんですけどね・・・
オイルを混ぜたガソリンは更に腐りやすいです、ゆえに混合燃料は作ってからすぐに使い切ってしまうのがセオリーです。しかしウチでは使い切るまで1ヶ月くらいありますが特に問題は起こっていません。
この混合ガソリンをチェンソー用のコンビ缶と草刈機用の燃料タンクに移し変えて保管します。

ガソリンは一部のプラスチックを溶かしてしまう特性があります。
混合ガソリンも同じ性格なのでペットボトルなどに入れて保管するとやがてフタが解けてしまい燃料が洩れてしまいますから要注意です。当日使う分だけを入れておく程度であれば問題ないですが・・・
同じ理由で灯油を入れるポリタンクもガソリンでは溶けてしまうのでポリタンでのガソリン保管はダメです。ガソリンは簡単に揮発するし引火し易くて危険なので「金属製容器」で保管しましょう。




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Posted by ペーター at 01:06│Comments(5)山暮らし
この記事へのコメント
画像では50vs1の比率より多くガソリンが入っています。そうです、私はケチって53-55vs1位の比率で混合油を作っています。
少ない量のオイルで混合油が作れれば結果安上がりなのです。でもあまりケチるとエンジンがパーになるのでほどほどにしておかないと・・・です。
一度50vs1の燃料を使い始めると25vs1には戻れなくなりますねー。
まず何と言ってもマフラー周りが綺麗です。そして燃料中のオイルも少ないのでエンジンの調子もバッチリです。
Posted by ペーターペーター at 2008年08月27日 01:11
あれ?リア・ディゾン的くすぐりがない!
Posted by タロー at 2008年08月27日 01:56
り、リア・ディゾン的くすぐりって・・・
タチさん何やってるんですかっ?って奴ですか?
Posted by ペーター at 2008年08月27日 21:35
あれ?・・・ほら、タイヤ交換の巻でさりげなくリアディゾンってリアの写真に書き込みがあったのを見逃さなかったんですが・・・。
Posted by タロー at 2008年08月27日 22:30
あっ・・・・・!!!
ぽんっ∵
Posted by ペーター at 2008年08月28日 01:26
 
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