1999年3月9日 快晴 st15944k
8時に起床、シャワーを浴びツナサンドを食べて出発する、このキャラパーは1泊7A$、この場所と設備にしては安い、でもこんなもんか?
昨夜コカしたバイクは少し傷がついた程度でサイドカバーも外れていただけだった。
洩れたガソリンの添加剤がこびりついていて一応拭き取る。燃え上がるような事は無いと思うのだが。
GASもそんなに大量には洩れていなかったようだ。
フィリップアイランド東端のザ・ノビ゛ーズという岬に行き、シール・ロックというアシカが住み着いている岩を見る。でも何も見えなかった。しっかしドピーカンなのですこぶる気持ちがいい。
ワイルドな海岸を見て遊歩道らしきところを散策する。
日影で日記を書いていると、ウミネコみたいな鳥が1m位脇をピョピョコ歩いていた。
帰りは海岸沿いのダートをゆっくり走っていると、昨夜のペンギンパレードの上に出た。
そのままサーファーのメッカらしいビーチに下りる、風が強い。
フィリップアイランドサーキット前で記念撮影
てっちゃんが見たというホンダチームのテストはもう終わったのか、誰も走っていなかった。
メルボルンに戻りバイク屋が集まっているエリザベスstへ、オイルを探す。
Motul3000というオイルを2Lとチェンオイルを買う、日本人の男の子が居てプラグはどこだ?なんて言ってる。どうしたのか尋ねると、何かトラブっているらしい、プラグよりもバイク屋でちゃんと見てもらったほうがいいよとアドバイス、何でもエンジンオイルを入れすぎてキャブからエアクリーナーまで逆流してしまっているらしい・・・こんな奴初めて見た。オイルゲージの見方も知らないらしい・・
結局エンジンがかからないのはエアクリーナーのオイルによる目詰まりと判明し、エアクリ交換で事なきを得たようだった。
16時になったのでグレート・オーシャンロードを目指して出発
しかーし、Queensberry.st向うの下り坂で何とクラッチケーブル破断のトラブルに見舞われた。
クラッチを切ることができなくなりギアチェンジも出来ない・・・
再びバイク屋に戻るべく下り坂をUターンして登りへ・・・クソ重たいバイクを押していたが、やってられないので荒業・・・ギアを一速に叩き込んで直結セル始動、ガクガクガクっブオンでエンジン始動して走り始める・・・アクセルワークのコツを掴めばクラッチ切らなくてもギアチェンジ出来る事はバイク便のバイトで散々やってたから(高速クルーズ中とか)ゆっくりと走らせる、信号が赤になっていたらエンブレで減速して最後はエンストさせて止まる、そしてシグナルブルーで再度セルスタート
メルボルンスズキに持ち込んで見てもらう、このGSXのクラッチケーブルはガイドがミッション上に溶接してありこのままではワイヤー交換できないとメカが言う、ケーブルは奇跡的に在庫があった。
このエンジンプロックを外して新しいのをボーリングして付けなきゃダメだから今日は出来ないと言う。
カットしてでも出来ないか?と言えば溶接部のスクリューを外して金ノコでギイギイ切り始めた。
「何だヤワイじゃん」とメカが言えばあっけなく切ってしまった。
何とか無理矢理クラッチケーブルを交換してA$52.1、またまた痛い出費だ。
修理を終えて17時半、諦めてQueensBerryYHAに転がり込む、F1が終わったので空室も出来たのだ。
ガレージには日本ナンバーのバンディットが停まっていた、そうシドニーの東京ビレッジで一緒していたハチさんがここに居た。
夜は久々に炊飯してハヤシライス、ビールを飲み明日からのルートについてダベったおやすみなさい。
今日もいろいろあって少しヘコんでいる私だった。
※地図はATLASというのをメルボルンの書店でゲット、オーストラリアでは地図はやたらと高価
そして地図も実に大雑把で日本の住宅地図レベルのものは皆無です、だって住居表示システム的にあんな詳しい地図が無くても全然困らないのです。