10年前ここにいました

ペーター

2009年03月28日 13:10

今年のF1が開幕しました。
旅日記でもいずれ登場しますが、僕は10年前の3/7旅の途中にメルボルンでオーストラリアGPを観戦してたので感慨深いものがあります。

僕が見てたのはターン9・10のところ。
今年のF1はレギュレーションが大幅に変わった為、昨年の勢力図とはガラリと変わっています。
その最たるものがトヨタ・ウイリアムズ(トヨタエンジン)・ブラウン(旧ホンダ)の6台のマシンの好調です。
この6台は車体デザインにおいてルール違反だと提訴されたのですが、今の所「合法である」と判断されておりこの是非はレース後に持ち越されます。
争点になっているのは重要な空力パーツであるディフューザーの形状
今年のレギュレーションでそのサイズの規定されているパーツですが、6台のそれは他と形状が違う。
ディフューザーは車体の最後尾の底にある空気の整流目的のパーツ

このディフューザーの上にはリアウイングがあり、テールランプの辺りにやはりレギュレーションで装着が義務付けられているリアクラッシャブルストラクチャーがあります。
クラッシャブルストラクチャーとは衝撃緩衝パーツであり、激突した際にその衝撃を緩衝する目的で取り付けなさいとされているパーツです。
ディフューザーにはサイズの規定はあってもデザインの規定はありません。
そしてリアクラッシャブルストラクチャーにもデザインの規定はありません。
3チームはこのリアクラッシャブルストラクチャーを上手くデザインして、ディフューザーとしての機能を持たせたのです。
確かにリアクラッシャブルストラクチャーであれば空力パーツとしてデザインしてはいけないというルールが無いのでディフューザー同様の効果が得られるデザインにする事で、ディフューザーのルールには抵触しない訳ですね。



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