出張で東京へ行っていました。
16時20分フライトのJALで帰ろうと浜松町の東京モノレール駅でモノレールを待っていたら・・・・
ん?向こうの看板がやけに揺れている・・・・
おおっ、揺れる揺れるぅぅぅ♪
売店の商品が棚から落ち始めおばちゃんが右往左往、繰り返す揺れが長く、看板も大きくグラグラ揺れています。
冷蔵庫が倒れそうになって皆で押さえたり、手すりの脇で座り込んだり子供は泣き出したり・・・
ちょっといつもの地震とは違うな・・・(東京は震度3-4クラスの地震は珍しくありません)
と思っていたら、モノレールに乗っていた乗客が下ろされました。
空の列車が出発して乗客が乗った車両が入ってきたところでジ・エンド
高い場所にあるホームは余計に揺れ、かなりの揺れだったためにレールの安全点検が必要だろなーと思い始めた矢先に「運行停止、復旧の見込みは当分ありません」とのアナウンス、ホームも閉鎖されるとの事で改札へ下ろされました。
震度5弱とのアナウンス
キップを払い戻ししてもらいJRで蒲田に向かう事に。蒲田からは羽田にバスが走っています。
でもJR浜松町の改札では人だかりがテレビを見ています。
やはり電車も地震で運行停止、復旧の目処なしの様相・・・
人込みを掻き分けて表に出てみました
絶句・・・・
ヘルメットを被ったOLさん達など沢山の人が高層ビルから出てきて表に
「非常持ち出し袋」なんて背負っているサラリーマンも居ます
サイレン鳴らして消防車が走り回っています。
「お台場のテレコムセンターが燃えている」なんて噂話も耳に
地下鉄もアウト、あちこちのビルではエレベータも停止した模様です
とにかく「大変な事になった・・・・」
フライトの時間までまだ余裕があったのですが、段々とシャレにならんと思い始め、どうやって移動するか思案
電車もモノレールもアウトならば選択肢はバスかタクシーです。
とにかく空港へ行かない事には帰れません。
携帯も通じません。
道路も異様な雰囲気、まぁ東京全体が思考停止したような感じでした。
タクシーを捕まえようにも、皆考えることは同じでタクシーは後車させるとすぐに「回送」になって予約へ向かっています。
昭和通に出て思案にくれていると、横のタクシーが降車、そのまま乗れました。
「運転手さん羽田空港へ」
なんか頼りなさそうな運転手・・・
「僕まだ新人で羽田は2回しか行った事ないんです・・・・」
「はぁ?道解んないの?」
「何とか行けるとは思うんですが・・・・」
「オレが道案内するから行ってー」
で浜松町からタクシーで羽田に向かうことに。
駅で吐き出されたおびただしい数の空港行きの皆さんを横目にタクシー1人で走るのも気が引けまして、海岸通の交差点で空港行きのサラリーマン2人を拾って3人で向かうことに。
首都高速は通行止めでアウト、ひたすら下道を行くしかなくなりました。
この時点でフライトの定刻には間に合わないことが確定、でも次のには乗れるかも・・・
同乗者情報では空港も閉鎖しているとかしてないとか・・・繋がらない電話、錯綜する情報
2時間かけて羽田空港到着17時過ぎ・・・
カウンターにて16時発のJAL大分便は何とかフライト予定とのことで急遽チェックイン
空港の防災センターは「津波警報が出ているから解除されるまでフライトできません」とアナウンス
そもそも空港まで辿り着けない人多数の中、大分便は18時過ぎに搭乗開始、2/3ほどの席が埋まって飛び立ってくれました。
大分に着くとANA便は全便欠航だとか・・・
何にせよ無事に帰ってこられて良かったです。
まぁ欠航だったらホテル航空会社もちで東京もう一泊?
それはそれで悪くはなかったのですが・・・明日からの仕事に影響するもので・・・
今テレビ見てますが、やはり大変な事態になっていますね。