石油は無くなるのか?

ペーター

2009年09月09日 23:40


僕らが小学生だった頃
「あと3ン年すれば石油は無くなります」と習った。
ボクが4x歳になればガソリンはなくなっちゃうんだーと思ってた、が依然として世界に石油はふんだんに供給されている。

「掘削技術の進歩」によってより深くの石油が汲み出せるようになった事
そもそも石油は埋蔵全部を汲み出す事が困難、つまり取り出せないだけであるにはある
「新しい油田の開発」北海油田とか海底油田開発等で新しい油井が見つかっている事

そして最近はイギリスBPがメキシコ沖で結構な規模の油田を発見したようです。

「いつかは無くなる」と言われている石油ですが、無くなるのは何時の事なのでしょう?

ご存知の通り、日本にも油田はあります。
そしてあんだけの石炭が採掘できた訳ですから、日本の地下深ーーーーくから石油が出てきても不思議ではないです。

そして私達は既にエタノールという植物から作れる燃料でクルマのエンジンを動かす事が出来ます。
F1はガソリンエンジンですが、アメリカのCARTはエタノールエンジンです。
エタノールは燃えても炎が見えないのが危険とされています。
そしてディーゼルエンジンにはバイオ燃料もどんどん作られるようになりました。

燃料電池も実用化されており、燃料タンクの問題とレアメタル問題でコストダウンできれば一気に普及しそうです。これが実用化されれば自動車における石油依存率は急速に下がるでしょう。水素は太陽光発電の電力で水を分解すれば得られるからです。

昨今の原油高騰においては「石炭の再採掘」なんて話が出ていました。
あんだけの原油価格になれば「採算割れで閉山した夕張炭鉱を再開してもペイする」と言われました。
ここ九州でも採算割れでの閉山炭鉱が復活する可能性は否定できません。
つまり原油が本当に少なくなって、価格が高騰すれば石炭が再び掘られるようになるのです。

新しいエネルギーが普及してしまえば、石油を見向きもしない時代がやってくるのかも知れません。

ただそれを担うのは原子力では無いとハッキリ申し上げておきましょう。
原子力、あんな危険かつ厄介なものは早く辞めるべきです、未だに燃料カスはおろか放射能汚染された服だの物だのの処理方法も処分地も決められていないのですから・・・

地球温暖化について温室効果ガスの筆頭に上げられる二酸化炭素ですが、これは地下深くに「石油」や「石炭」「LPG」などとして封印してあったco2を地上つまり大気圏内に持ち出して放出していることが強い原因と言われています。
次々に発見される油田によって燃料は供給され続けたとしても、先に温暖化によって我々の生活が立ち行かなくなっているかもしれませんねー。

ボクのライフスタイルでは、移動手段としてのクルマの燃料は必要ですが、日常生活においては既に石油が無くても適応できるようになっています。
あ、でも草刈機とチェンソーのガソリン位は欲しいなぁ・・・




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